彼と過ごす空間

彼と過ごす空間は、とても穏やかで優しい時間が流れていました。

 

 

話しても話しても足りないくらい…

 

 

そして、目が合うと2人でニコッと微笑み合い、私は彼の天使のような笑顔が大好きでした。

 

 

 

私は彼と一緒にいる時の自分が好きでした。

 

 

彼と一緒にいる自分が、1番穏やかで、1番優しい自分でいられました。

 

 

 

彼は、私のことを昔から知っているような…

私の本質を知っているような…

そんな不思議な言葉をいくつもくれました。

 

 

それも、自信があるような断言した言葉で…

「知ってるよ、〇〇だよ」と…

 

 

そんな彼の言葉が、彼と一緒に過ごす空間がずっと不思議でならなかったのです。

 

 

私よりもずっと年下の彼なのに、私よりもずっと大人の精神の持ち主でした。

 

 

悟りを開いた人みたい…

 

 

私が彼にそのことを言った時は苦笑いしていました。

 

 

彼は、自分のことをよく「変わり者」と言っていました。

 

 

そして、昔から勘が働くと…

 

 

私と出会った時も、勘が働いた、と言っていました。

 

 

でも、その時はまだ、彼の話す言葉や、彼と一緒にいる時の感覚が不思議でなりませんでした。

 

 

なんなんだろう…この感覚は…

 

 

ずっと思っていました。

 

 

 

でも、私は彼と過ごしている時間がとっても幸せでした。

 

 

ずっとこんな風に、彼と話して、彼の笑顔を見て、私も笑顔になれる、そんな穏やかな時間を過ごすことができればいいなぁ…と願っていました。